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「あ、ごめーん」 と待ち合わせに遅刻していった。 周りから“イケメン”と評価される僕はこの日はデートだった。身だしなみ整えて洗面台で鏡を見る。 “よし、今日もかっこいい” 万全の状態で外に出る。少し遅れた方がいいのでいつもデートは少し遅れる。 待ち合わせ場所に向かう道中もたくさんの視線を浴びた。そりゃそうだ。こんな美男子がいるんだから。いつ告白されてもおかしくない。 待ち合わせ場所に着くと少し小走りで近づく。 「あ、ごめーん」 そう言うとデート相手が携帯から目を離し、こちらを見た。 でも、何故かハッとした顔をしている。遅れたのがまずかったか？ 「ごめんね」 「いや、全然いい