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「願いは何かな？」 「あ、あ、あー」 「うーん。結構難しい？」 「いや、僕優柔不断で」 「でも、もう3年になりますよ。まずお腹すきませんか？」  「あ、大丈夫です」 「食べ物をくださいとかでも願い事になりますよ」 「あ、大丈夫です」 「大丈夫ですとかじゃなくて」 とある砂漠にある魔法の洞窟で古びたランプに願い事を叶えてもらえるという伝説があった。 その伝説を求めてとある男が冒険に行った。 「その男は結局帰ってこなかったって」 「え、呪いとかかなぁ」 「分からない。でも帰ってきてないからなぁ」 「それはすごく昔のお話？」 「そうだね。この国ができるずっとずっと昔のお話だよ」